初心者が陥りがちな負けパターン「値動きの幅を読み違える」

初心者が陥りがちな負けパターン「値動きの幅を読み違える」

相場の値動きの幅は一定ではありません。値動きの大きい日もあれば小さい日もあります。日中の値動きがほとんどなくても特定の指標でガツンと動く日もあれば、その翌日は指標の消化試合の様相を呈して取引参加者が非常に少ない日もあります。様々な要因が絡みますが、一日の中でどのくらい値が動くかは日によって大きく異なるのです。一方で、トレーダーが取引をする上で自分にルールを課するとき、その中には「自分が一日で証拠金の○○%以上勝ったら(負けたら)…」だとか「○○pips以上取れたら…」といった基準でその日の引き際を設定している人は非常に多いです。自分にルールを課すること自体は生き残るための基本であり、上記の例のような内容も何ら問題はない考え方です。しかし、この自分に課した利益や損失の金額の幅がその日の値動きの幅にたいして大きいのか小さいのかは日々異なるということを心得ておかなければなりません。相場の値動きの幅は一定ではないのに、自分は常に一定の金額幅で勝ち逃げや撤退を定めているのですから、その比率が毎日異なることは本質的に「当たり前」なのです。この結果、毎日同じ基準で取引していても「うまくいく日」と「うまくいかない日」の違いが出てきます。しかし、これを分かっていないがために毎日同じ取引単位と値動きの感覚でポジショニングをして、結果として値動きの激しい日に大きな単位でポジショニングをとってすぐに負けてしまったり、値動きの小さな日になかなか決済できないため焦れてしまい、身の丈に合わない大勝負に出てしまうなんてことを特に初心者ほどやってしまいがちなのです。そしてそういう時ほど「熱く」なってしまいがちでしまいには自分の定めたルールを破り、いつまでも負け勝負を続けてしまうものです。逆に、このことを理解しておけば、少なくともそれを考慮に入れたうえで自身の取引戦略を柔軟に変えることができますし、それが出来るまでいかなくとも「熱く」なってしまうことを抑えることができます。うまくいかない日は、下手に勝負を続けたりせず傷の小さなうちに撤退し、翌日以降「うまくいく」日に利益を大きくとって取り返した方が良いのです。